母 若くして逝った妹を語る

父が「満州」の勤労奉仕で友人になったA氏

病死の直前に「逢いたい」と家族からの電話があった。
父も母も諸事情で淡路まで行けなかった。
「あのことだけは悔いが残る」と朝食での会話。

A氏は、母とも兄妹のようなお付き合いをしたいと言って
母の妹、K子との交際を望んだ。
その時、K子に恋人がいたが、彼と別れてA氏と交際を始めた。
ところがまもなくA氏は、出兵することになり、K子に
「自分の命はどうなるかわからないから好きな人が出来たら結婚してくれ」
と言って出兵した。
K子はずっと待ち続けたがA氏の連絡はなかった。
戦後、わらをもすがる思いで占ってもらった。
すると「A氏は戦地から帰っている」という。
K子はそれを聞き、淡路島までA氏に逢いに行くと、彼はすでに結婚していた。
心が病み、白い着物を頭から被り、村中を駆け巡ったという。
A氏宅から連絡が入り、祖父が迎えに行った。
K子は職場で結核に感染しており、生きる希望も無くしたのだろう
A氏を紹介した母をうらみながらまもなく死んだという。
K子はその時、二十歳だった。

私のおばになる人のつらい話だった。


今日のリフォーム・・・帯地でつくったバッグ
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